CAMP and EVENT
ボロネーゼ

材料（３〜４人前）

1. 牛ひき肉　５００ｇ（合い挽きでも可、なるべく脂肪の少ない物）
   今回は牛７：豚３の合挽き
2. 玉ねぎ　大１個（中なら１個半）
3. セロリ１／２本
4. 人参１本
5. トマト中３個（４００ｇ入りのカットトマト缶でも可）
6. ニンニク２片（チューブ入りでも可）
7. パンチェッタまたはベーコンスライス２〜３枚（無くても可）
8. ローリエ１枚
9. オリーブオイル
10. 塩
11. 黒胡椒
12. 粉チーズ
13. タリアッテレ（フィットチーネより細めの平たいパスタ）人数分
    今回はタリアッテレの代わりに生フィットチーネを使用

調理方法

	今回使う野菜は、玉ねぎ大１、セロリ半分、トマト中３個（カットトマト缶でOK）、人参１本とニンニク２片とローリエ１枚です。
	肉は牛挽き肉を使いますが、小指の爪半分位の粗切りが本来の大きさです。牛ももと牛すねなどをフードプロセッサーで粗切りにすると良いでしょう。今回は市販の合挽き（皿上半分）と自家製の牛ももの粗挽き（皿の下半分）をまぜて牛７：豚３の合挽きにして使いました。これはあくまで在庫の都合なので、通常は牛で作って下さい。
	玉ねぎ、人参、セロリを粗みじん切りにします。セロリは茎の部分を１本の半分使います。今回は私の好みで香りつけに葉の部分も少し入れてあります。
	トマトもざっくりと切っておきます。なかのジュースが流れてしまわないように注意して下さい。ざっくり切ってボールなどに入れ、百均などで売っているチョッパーを使うと楽です。しかし、通常はチョップトマト缶を使って下さい。トマトの種類が違うので、缶詰の方が美味しく出来ます。
	ニンニク２〜３片を荒く刻んでおきます。
	本場っぽく作るには潰したニンニクを使いますが、今回はオイルの時点で入れちゃうのでこんな感じで。ま、日本人はオイルでニンニク炒めてからって思い込みがあるんで一応ウケ狙いでやりますが、実際はそんな必要はありません（笑）
	オリーブオイルを大２〜３鍋に入れて。
	ニンニクを炒めます。さて、本来はここで炒めるのはパンチェッタかベーコンです。今回は在庫が無かったんでニンニクを炒めて写真を撮っていますが、お作りになるときはパンチェッタかベーコンの薄切りを切って炒めて下さい（笑）
	続いて玉ねぎと人参とセロリを加えます。
	セロリは後でトマトと加えた方が良いのですが、苦手な人も居るのでここで加えちゃう方がよいでしょう。つぶしニンニクの場合はここで入れます。
	ざっくりとかき回しながら最初は強火で、火が通り始めたら中火で炒めて行きます。
	野菜の甘い香りが出てきて、こんな感じになってきます。
	かき混ぜるとそこにオイルが残る感じになれば野菜の炒めは完了です、途中味見をしながら炒めて行けば、この状態でかなり甘みが出ているのが判ると思います。大事なのは甘みが出るまで炒めることです。
	そこに肉を加えます。本来なら肉は別のスキレットなどで、焼き目が付くまで炒め焼きしてから加えると良いのですが、キャンプではなるべく１鍋でって事でここで入れます。
	強火で炒めて行き、こんな感じで肉に火が通ったら。
	赤ワイン１カップ（２２０ｃcぐらい）を用意して。
	鍋に投入します。同時にローリエ１枚も投入します。
	煮立ってきたら中火にします。
	水分が半分〜３割位になるまで煮ていきます。
	こんな感じになったら。
	トマトを投入します。セロリを先に入れない場合はここで一緒にいれます。
	中火で加熱し、煮立ってきたら。
	蓋をして時々かき混ぜながら弱火で煮ていきます。
	くれぐれも焦がさないように注意してください。時々蓋を取ってかき混ぜて煮え具合をチェックして下さい。ストーブの構造で火力が絞り切れない場合は、五徳を使って鍋を火から遠ざけるか、鍋下に鉄板を挟んだりして弱火状態を作って下さい。
	１５分ほど煮た状態です。トマトが煮崩れてきました。
	４０分ほど時々かき混ぜながら煮込んだ状態です。写真のようなキャストアイアンのポットを使うと多少火力が絞りきれなくても、全体に均等に加熱されるので焦げ付きにくく美味しく出来ます。
	塩味を調整して少し煮込んで完成です。火力によっては３０分程度でこの状態になります。お使いの機材によって変わりますから、練習して時間を決めて下さい。トマトが煮崩れてとろみが出てくれば煮込みは完了です。
	美味しそうでしょう。
	さて、今回はタリアッテレの代わりに生フィットチーネを使います。
	塩を多めに入れた湯を沸かし。
	パスタを投入。今回は生なので４分ほどでアルデンテに茹で上がりました。
	パスタを皿にとって。
	粉チーズを振って。
	出来上がったボロネーゼ・ソースを載せて。
	粉チーズと黒胡椒を振ればイタリアのおふくろの味ラグー・アッラ・ボロネーゼの完成です。この盛り付けが家庭的なんですが。
	カフェなどで出るような感じに盛り付けるならパスタとソースをざっくりと和えてからソースをかければOKです。お店では作りおきのソースをスキレットに取って、パスタのゆで汁をすこし加えて加熱して、そこにパスタを加えて和えてさらにのせるのでこんな感じになるんです。
	粉チーズを振って頂きます。あればチーズおろしをつかって、おろしたてのパルメザンチーズをかければ１００倍美味しくなります。
	肉の大きさはもっと大きい方が美味しくなります。これが本来の作り方なんですが、文句を言われたらバターを使うとウケが良くなりますよ（笑）