MC BASICS

MCについての基礎知識(ページ3)

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各国のMCと日本のMCの違い

日本では前述の通り、多くのMCが事実上は愛好会なのでMCとしての規則や決まり事には無縁であるが、多くの国ではMCはそれ以外のクラブ組織とは厳密に区別される事が多い。

元々のMC発祥の地である米国では、多くのMCが事実上はアウトロー系であり、それぞれの人種ごとに構成さてれいる。

米国のMCは、比較的古いクラブの場合は、アイルランド系の復員兵(ベテラン)を中心に発足して、あくまで白人のみで構成されている事が多い。白人至上主義的な性格が強いこれらのMCの多くが、北欧、英国、アイルランド、オランダ、ドイツ、などを中心とした欧州各国、オーストラリア、 ニュージーランド、南アフリカ、カナダなどの旧英国連邦などに、白人のみのMCとしてチャプター展開している。

同様に、ベトナム戦争当時に結成されたヒスパニック系や有色人種を許容するMCは、有色人種の多いカリフォルニア付近を中心に発展し、その多くは小規模なクラブだが、大規模なMCの場合は、白人系の展開しない、タイやインドネシアなどの東南アジアなどにもチャプターを置き始めている。

前述の白人系MCの場合、アメリカ以外の欧州ではネオナチ的な性格をもつ事も多く、オーストラリアやニュージーランドでは犯罪組織的性格がより強い傾向がある。

中国や香港、台湾、タイ、インドネシアなどの国には、MCが次第に増えてきているが、実態は昭和の日本と同様で、高額所得者の同好会的な性格が強い。しかし、インドネシアやタイなどの国では米国のOMCを母体とするアウトロー系MCも活動を始めている。

 

 

 

 

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