MC BASICS

MCについての基礎知識(ページ4)

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MCとOUTLOW MC、MC GANGの違い

米国を始めとした各国では、多くのMCは一般人によって構成された遵法のクラブであるが、トップクラブと呼ばれる大規模なクラブは、ほぼアウトロー系のMCである。

カラーズを着用するMCとしては軍人によるMC,退役軍人組織のクラブ、消防士、警察官などによるLEMC(遵法MC)などもあり、これらのMCは遵法組織である。ただし、一般のMCであってもアウトローMCと同じ街で活動していて、同じ土俵に乗っているわけで、ハードコアなMCの場合、違法なファミリービジネスには関与していないとしても、トラブルとなればクラブをあげて戦ってくる。そのために一般的には銃やナイフなどで武装している事も多い。

ゆえにアウトローMCと一般のMCを区別する基準は、クラブとして違法なビジネスに組織的に関与しているかが基準となる。しかし、実際の場合は、それらの間には明確な線引は難しく、個別に判断するしか方法は無い。

またアウトロー系MCはそれ自身が独立した組織であり、なんらかの組織の下部組織ではない。

通常、日本やアジア諸国以外の地域では、カラーズを着用していればほぼアウトロー系で、ボトムロッカーにテリトリー名(例えばカリフォルニアとか)を記載している場合は、縄張りの意味もあるのでアウトロー系と判断できる。

アウトロー系MCであっても、他のギャング組織とは違って、あくまでもバイカーとしてのライフスタイルが最優先で目的でもあるのは一般のMCや愛好者クラブと同様であるので、そういった意味での活動や生き方は一般にも受け入れられてる。

通常、米国では、貧困層のヒスパニック系やアフリカ系の若者は、子供の頃から身を守るためにストリートギャングに入る事が多く、そのまま地域ごとのギャング組織に属する事が多いので、MCへ所属することはあまり多くはない。しかし、活動の先鋭性はそういった非差別人種系のMCの方が高く、抗争などでも多くの死者を出している。

アウトロー系MCでは、アイルランド系を中心にしたクラブでは、銃の密売や売春、覚せい剤などの違法ビジネスに関与している事が多く、ヒスパニック系の場合は、中南米ルートによるコカインなどの麻薬や違法薬物ビジネスに関与している事が多い。黄色人種系のみのアウトローMCはほとんど存在せず、純粋な黄色人種 のアウトローは、それぞれの居住区域(チャイナタウンや日本人街)をテリトリーとする地域ギャングをに所属して麻薬や覚せい剤などを中心に違法ビジネスを展開している。

人種問題により、旧来の白人系MCに対抗して結成された非白人系MCほど、暴力的な傾向が強い。

アウトローMCでは、非白人系を名乗っていたとしても、実態としては白人系が構成員の大部分を占めている場合が多く、あくまでもアフリカ系やヒスパニック系、ユダヤ人、スラブ系、そしてラテン系などもメンバーに参加しているというだけの事である。

最近はそういった非白人系も許容するアウトローMCが、覚せい剤や麻薬などの調達の関係か、東南アジアにも展開の兆しを見せており、日本では既存のMCではなく、ストリート系のグループに接触を図っているとの情報も出てきている。

現在の日本では、違法なビジネスに「クラブとして関与している」MCは無い。多くのMCは法を守る善良な一般市民(たとえTATOOだらけだったとしても)により構成されてる健全なクラブなのである。ただし本業はいろいろな人が居るのは車やゴルフのクラブと同様なので、あくまでMCとしての事ではあるが(笑)

 

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